コンマミリ単位の操作で
色彩を操る、奥の深い仕事。

この仕事の特徴は？

プラスチック容器を色彩で彩る、「真空蒸着」という技術を担当しています。簡単に言えば、気化させた塗料で、容器の表面を塗装する技術です。携わって10年以上になりますが、奥の深い仕事だと日々感じますね。「昨日までと全く同じ設定なのに、今日は仕上がりが悪い」といった壁にぶつかることも、経験が浅いうちは珍しくありません。塗料は生き物。その日の気温や湿度によって、塗装ブース内の環境や、塗料の吐出量などを調整します。また、微妙な色の違いを調整するために、コンマミリ単位でゲージを動かすことも。職人的なカンとセンスが培われる仕事です。

仕事のやりがいは？

たとえば、ひとくちに「赤色」と言っても、何百種類もの赤色があります。お客様側のデザイナーと共に何度も試しながら、お客様のイメージ通りの色彩が完成した時には大きな達成感がありますね。苦労した製品ほど、店頭に並んでいるのを街で見かけたら「あの時頑張った甲斐があった」と、本当に嬉しくなります。

職場の雰囲気は？

これはエム・エフ・ヴィ全体の社風だと思いますが、私の勤めている八尾工場も人間関係がフランクで、ギスギスしたところがありません。中途入社でも新卒入社でも、最初は誰もが未経験者。周りの先輩たちが何でも丁寧に教えます。モノづくりが好きな人なら、日々成長を感じられる職場だと思いますよ。